あくまで基準です。
味がわかるようになったら、
量をお好みで増やしてみてください。 |
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コーヒーの粉は1杯に付き10g。(メジャースプーン1杯)
2杯目以降は8gずつ増やしていきます。
コーヒー豆の粉は、ペーパーを揺すって平らになるように、
ならしておきます。 |
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まずは少しだけお湯を注ぎます。
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沸騰したお湯を95℃にし、火元よりはずして下さい。
(バースプーンで沸騰したポットのお湯を5回くらいまぜ、
煮沸を抑えて下さい。)
≪珈琲の粉全体を蒸らしエキスの抽出が出来易い状態をつくる。≫
ひきたてのコーヒー豆の場合、低めの位置から粉全体に行き渡るようにゆっくりと少しだけ、注ぎます。
1回目に注ぐお湯は、その珈琲を作る量の20%で、
中心よりのの字を書くように注ぐ。粉全体を蒸らし、珈琲からのエキスの抽出が出来易い状態を作ります。
注ぐお湯が多すぎると、珈琲の粉全体が最大限にむらされなく、珈琲からエキスの抽出が始まってしまう為、お湯の味がした水っぽい珈琲になる、また少なすぎると粉全体にお湯がかからず、蒸らしている所と、蒸らしていない所が出来て、味にバラツキが出来てしまいますので注意してください。
粉が膨らみ始めたら、お湯を注ぐのを止めます。 |
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全体が膨らみます。
膨らんだ後、一瞬しぼみます。
この一瞬を見逃さないで! |
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≪蒸らし時間を調整する≫
粉が膨らんでいる間が蒸らし時間です。
蒸らし時間が短いとエキスが十分出ず、お湯の味がした水っぽい珈琲になり、また長過ぎるとエキスが変化して出過ぎる為に、渋くなったり、苦くなったりします。
(目安として、注ぎ終わってから20秒で、珈琲の粉が平行になった時点までか、珈琲のエキスの落下が止まる前が目安となります)
しばらくすると、全体がほんの少しだけしぼみます。
この状態になったら、すぐに次のお湯をさしはじめます。 |
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2回目にお湯を注ぐと
泡がだいたい全体的にでるはずです。 |
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≪まんべんなくエキスを抽出する≫
お湯をゆっくりと、粉全体に注ぎます。
2回目に注ぐお湯は蒸らしてある珈琲の粉の中央より注ぎ始め、輪を広げていく要領で、小円・中円・大円と全体にかけ、まんべんなくエキスを抽出します。(基本が分かれば、渦をかく要領で、3周する)
お湯の量はその珈琲をほぼ完成(90%)させる量です。
もう少し分かり易く言いますと
お湯はコーヒー粉の中心から始め、そこから小さな「の」の字をまず書き、その後お湯を注ぐのを止めないで、続けて小さな円から、そしてだんだんと大きくなっていく円を書き続けます。
二杯立ての場合は、だいたい小さな「の」の字と2つの円がかける所で、ペーパーの中でお湯が一杯になるはずです。
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コーヒーをコーヒーサーバーの
目盛りより多く注いでしまうと、
薄くなってしまう場合があるので注意。 |
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≪調整のお湯≫
3回目に注ぐお湯は、フィルター内の珈琲に亀裂が見えると、
全体の量を見ながら静かに中心へのみ注ぎ完成させる。
下のグラスポットに溜まっている量と、
上のフィルター内に残っている量とを見ながら、
下のグラスポットの規定位置に珈琲の量が達し、
上のフィルター内に少量の珈琲が(作る量の10%以内)残るようにします。
コーヒーが必要杯数分の目盛りまできたら、
お湯が残っていてもお湯を注ぐのを止めます。
又、逆に必要杯数分より少ない時は、
3回目のお湯を粉の真ん中に静かに必要量だけ注いで下さい。 |
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以上で、終わりです。
簡単なようで難しい事が、何度も立てている内にわかっていただけると思います。
きれいに立てる事ができたら、そのコーヒー豆のおいしさが最大限に引き出されていることになります。
新鮮なコーヒー豆は、膨らんだり泡がでます。
でも技術がないと、そのようなことが起きない場合があります。
最初は難しいかもしれません。
だから、きれいな円を、何度も何度も描き続けて下さい。
そして、1杯、1杯を大切に立てて,
良質のコーヒー豆で良質の香りと風味をお楽しみください。
コーヒー豆に自分の思いを膨らませ、キレイな円を何度も何度も描く・・・
コーヒーを自分でたてるという意味は、美味しくいただくという以外にも、あるのかもしれませんね。 |
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